TOKAIコミュニケーションズ、EMCストレージ活用でクラウドサービスを2年以上無停止で提供


 EMCジャパン株式会社は4日、株式会社TOKAIコミュニケーションズがEMCジャパンのユニファイドストレージで構築したハイブリッドクラウドサービス「Hi Spec Storage Cloud サービス」を、2年以上にわたり無停止で提供していると発表した。

 TOKAIコミュニケーションズでは、静岡県内を中心として顧客企業のシステム構築を行なってきたが、データベースやアプリケーションも含めた総合的な運用サービスに対する要望を受け、2009年6月にクラウドサービス「Hi Spec Storage Cloud サービス」を開始した。

 TOKAIコミュニケーションズでは、サービスの開始にあたり、EMCジャパンのラボラトリで性能試験を実施。EMCのユニファイドストレージは、データウェアハウスなどの高速処理に優れ、99.999%の可用性を実証したほか、複数のエンドユーザーにサービスを提供しても互いを干渉することなく十分なI/O性能を確保するなど、共有ストレージとして安定稼働できることを確認した。また、接続方法がファイバチャネル、NFS、iSCSIと幅広いため、本番、バックアップなど、用途に応じた効率的なストレージの使い分けもできる点や、高速フラッシュ・ドライブ(EFD:Enterprise Flash Drive)によるパフォーマンス向上も採用理由の一つとなったとしている。

 EMCのユニファイドストレージのこれらの特長により、TOKAIコミュニケーションズでは「Hi Spec Storage Cloudサービス」の開始後、2年以上にわたり無停止を実現。現在、大手小売店とメーカー間のCRM情報開示サイトや顧客購買層情報開示サイトなどのサービス、勤怠・会計・グループウェアなどの業務システムのクラウドサービスとして、7社で利用されているという。

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(三柳 英樹)
2011/11/4 13:28