SCSK、ネットワークエンジニア向けの小型パケットキャプチャ装置「NIKSUN IntelliNetVCR」


 SCSK株式会社は28日、米NIKSUNと共同で、ネットワークエンジニア向け小型ネットワークキャプチャボックス「NIKSUN IntelliNetVCR」を販売すると発表した。

 「NIKSUN IntelliNetVCR」は、高速ネットワークの通信記録に対応するフィールド型ネットワークアナライザ。1.29kgと軽量ながらも、24時間/365日連続稼働が可能で、安定した連続キャプチャを行えるという。

 OSは専用OSを採用しており、高いセキュリティを実現。統計情報による過去の長期間データの一括解析が可能なほか、間欠障害、バーストトラフィックなどのトラブル要因も可視化できるとした。

 操作はWeb GUIベースで容易に行え、パケットデータの外部バップアップ(pcap方式)にも対応する。なお、分析用のWindows PCが別途必要。

 ラインアップとしては、160GB SSDを搭載するハイパフォーマンスモデル「300S」と、320GB SATA HDDを搭載するスタンダードモデル「300H」を用意する。いずれも、キャプチャ用の1000BASE-T/100BASE-TXポート×1と、管理用の1000BASE-T/100BASE-TXポート×1を搭載した。

 価格は、「300S」が229万8000円(税別)、「300H」が148万8000円(税別)。ただし2012年3月末までのキャンペーン価格として、それぞれ149万8000円(税別)、99万8000円(税別)で提供されるとのこと。なおSCSKでは、今後1年間に2億円の販売を見込む。

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(石井 一志)
2011/10/28 14:16