各種クラウドサービスに情報漏えい防止機能を追加する「HGSEALED for Cloud」


 株式会社ハイパーギアは27日、企業向けクラウドサービスと連携し、クラウドサービスのWeb画面上で共有される情報の流出を防ぐソフト「HGSEALED for Cloud」を発売した。まずはマイクロソフトの「Office 365」に対応し、250円(税別)/ユーザーで提供する。対応サービスは順次拡充する予定。

 HGSEALED for Cloudは、サーバーシステムを導入せず、クラウドサービスのWebページ内にあるテキストや画像などのコンテンツを外部流出しないよう、クライアントの操作画面の制御できる。例えば、印刷、コピー、右クリックメニュー、ソースの表示などを禁止可能。画面キャプチャーソフトを使ったスクリーンショットも禁止できる。キャッシュ削除機能も備え、Webページ内のコンテンツを完全に閲覧のみの状態に制御できるという。

 利用方法は、クラウドサービスにアクセスするクライアントにHGSEALED for Cloudをインストールする。管理者が対象URLや制御方法を定義した設定ファイルを作成し、各クライアントにロードすることで利用できる。クライアントの動作環境は、OSがWindows XP/Vista/7の32/64ビット、WebブラウザがInternet Explorer 6/7/8。

 価格はクラウドサービス体系に合わせて、クライアント数に応じた月額料金を設定。Office 365の場合、価格は初期費用が19万8000円(税別)。月額費用が250円(同)/ユーザー。最小50ユーザーからとなる。ほかのクラウドサービスについてもおおよそ月額300円ほどになる見込み。

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(川島 弘之)
2011/10/27 14:43