クオリカ、クラウド対応の生産管理システム「AToMsQube」を強化~より広い業種で利用可能に


 クオリカ株式会社は25日、クラウド対応の生産管理システム「AToMsQube(アトムズキューブ)」を機能強化したと発表した。「鋳造オプション」「原価管理」の両機能が追加されている。

 「AToMsQube」は、完全Web対応の生産管理システム。クラウド型とオンプレミス型の両形態で提供されているほか、カスタマイズも可能なため、初期導入コストを抑えつつ最適なシステムを早期導入したい、という顧客のニーズに応えられるという。また、マルチ言語に対応しており、グローバルでの利用も可能だ。

 用途としては、特に、機械系・輸送用機器系の加工組立型製造業に適しており、受注出荷管理・生産計画・資材所要量計画・購買管理・工程管理・在庫管理など、生産管理システムに必要な機能を包括的に備えた。

 今回の機能強化では、「鋳造オプション」と「原価管理」が追加され、鋳造業を含めたより多くの製造業で利用可能になったとのこと。「鋳造オプション」では、鋳造業向けに造型計画(立案、ガントチャート)や鋳造品予定表、造型条件(材質基本情報、組入、組入禁止)、注湯実績入力といった機能を追加。「原価管理」では、計画原価(計画原価積上、標準原価構成表)、実績原価収集、製番別/製番・品目別原価一覧表(予実差異)などのさまざまな機能により、「原価の見える化」を実現。顧客の原価低減を支援するとしている。

 「AToMsQube」の価格は、クラウド型が25万円(税別)から、オンプレミス型が500万円(税別)から。新機能については、いずれも基本機能に含まれるため、追加費用は必要ない。

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(石井 一志)
2011/10/25 15:13