富士通フロンテック、量販店向けPOSシステムをクラウドで提供
富士通フロンテック株式会社は24日、量販店向けPOSシステムをクラウドサービスで提供する「TeamCloud/M」を発売した。POSシステムの導入作業、保守・ヘルプデスクをはじめとする高品質なアフターサポートまでをワンストップに利用できる。なお、量販店向けPOSシステムをクラウドで提供するのは業界初という。
TeamCloud/Mは、POSシステムおよびクラウドセンターを月額で利用できるサービス。従来よりもイニシャルコストを80%低減できるのが特長。1店舗から導入でき、新規出店店舗への導入やエリアごとでの導入などさまざまな利用形態に対応する。また、システム導入から運用管理までを富士通フロンテックに任せられるため、顧客は企画など本来の業務に専念できるという。
主なサービス内容は、「サーバ利用サービス(月額サービス)」「POS 利用サービス(月額サービス)」「店舗導入サービス(一括サービス)」「POS 導入サービス(一括サービス)」の4種類。
サーバ利用サービス(月額サービス)は、クラウドセンターに設置したユーザー向けサーバーを利用できるサービス。ユーザーのシステムとのデータ連携、全店速報、ヘルプデスク、稼働監視、システム運用管理、セキュリティ対策などを提供する。
POS 利用サービス(月額サービス)は、POSシステムおよび店舗内関連機器を利用できるサービス。POS端末、量販店向けPOSソフト、端末保守、ソフトウェアの定期アップグレードを提供する。
店舗導入サービス(一括サービス)は、店舗システム初期導入に関するサービスを提供する。運用設計、POSシステム機能設計、導入展開計画の立案、クラウドセンターと顧客の本部間のネットワーク構築、教育用機器のセットアップ、店舗への設置、本稼働立ち会いを提供する。
POS 導入サービス(一括サービス)は、店舗へのPOSシステム設置に関するサービスを提供する。POSシステムのセットアップ、新POS端末の店舗設置、旧POS端末のバックヤードへの移動、当日マスタダウンロード、旧POS端末内データクリアを提供する。
価格は、1店舗・POS6台を利用する場合、月額24万円(税別)から。富士通フロンテックでは今後3年間で10億円の売り上げを目指す。
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