ネットマークス、SAML1.1/2.0対応のクラウド認証連携ソリューション


 株式会社ネットマークスは21日、クラウド認証連携ソリューションの提供を開始した。

 同ソリューションでは、企業システム側で行った認証の結果のみを暗号化し、SAML1.1/2.0に準拠した仕組みでクラウドサービス側へ送信する。IDとパスワードがインターネット上を通過するのを回避できるため、フィッシングやなりすましを防止し、セキュアなクラウドサービス利用を実現するという。

 プライベートクラウドなどの企業システムとパブリッククラウドが連携する際、複数のシステムを一回の認証で利用するSSO(シングルサインオン)も実現。クラウドサービスごとのパスワード管理が不要となり、利便性が向上する。

 認証には、バイオメトリクス認証やマルチデバイス認証なども組み合わせ可能。また、イントラ環境とパブリック環境を統合的に利用できるポータルも提供。利用者はポータルにログインするだけで、単一の画面から各パブリッククラウドサービスをアクセスできる。

 価格は、アクセス対象クラウドサービス×1、アクセスクライアント数×1000名の場合、サーバー機器・設計構築費込みで500万円(税別)から。社内ポータルの構築、社内システムとの統合認証については別途費用が必要。同社は初年度10ユーザーへの導入を目指す。

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(川島 弘之)
2011/10/21 14:05