JCS、NVIDIA Tesla M2090/M2075を搭載する高密度GPGPUサーバー~1U型と2U型を用意
株式会社日本コンピューティングシステム(JCS)は18日、高密度GPGPUサーバー4製品を発表した。NVIDIA Tesla M2090搭載モデル、同 M2075搭載モデルそれぞれについて、1Uラック型、2Uラック型が用意される。
1Uラック型の「Vintage VCST-GP2090/2075」では最大3基、2Uラック型の「Vintage VCXQ-GP2090/2075」では最大4基のGPUボードを搭載可能。NVIDIA Tesla M2090を搭載したVintage VCST-GP2090では最大約4TFlops、同じくVintage VCXQ-GP2090では最大5TFlops以上の演算性能を実現するという。
ホストサーバー部分については、Xeon 5600を2基と、最大96GBのDDR3 ECC Registeredメモリ、2基のGigabit Ethernetポートを搭載し、ディスクは2Uラック型では最大10基、1Uラック型では最大4基まで内蔵できるので、ハイブリッドHPC環境を構成する上で、十分な性能を備えているとのこと。また電源ユニットは冗長化されているのに加え、「80-plus Platinum」認定を取得した、変換効率90%以上の高効率電源を採用している。
拡張スロットは、2Uラック型がPCI-Express(PCIe) 2.0 x8(フルハイト)、PCIe 2.0 x4(フルハイト)×2、PCIe 2.0 x8(ロープロファイル)を、1Uラック型がPCIe 2.0 x8(ロープロファイル)を搭載しており、InfiniBand HCAやEthernet NIC、RAIDカードなどの増設に対応する。
なお各製品とも、開発環境「CUDA」がプリインストールされているため、GPUに対応した並列アプリケーションなどの開発をすぐ始められるとしている。