三井住友海上、Windows 7搭載のスレートPCを用いた契約手続きシステムを開発


 三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)は、自動車保険と火災保険の契約手続きをタブレット端末上で完結できる新システムを開発し、11月上旬より使用開始すると発表した。タブレット端末にWindows 7搭載スレートPCが採用されている。なお、タブレット端末を使用した保険契約手続きの開始は、損害保険業界では初めてとのこと。

 この新システムでは、契約の完全ペーパーレス化を実現するとともに、オフラインでも手続き可能な機能を備えており、電波状況を気にすることなく、契約手続きを行えるのが特徴。保険料の見積もり、契約内容の確認、契約時の署名など、自動車保険と火災保険の契約手続きが、タブレット端末上で完結する。

 タブレット端末には、セキュリティに優れるほか、既存のアプリケーションがそのまま動作するなど、システムとの親和性や導入のしやすさといった観点から、Windows 7搭載スレートPCを採用。技術情報の提供や検証などの協力を日本マイクロソフトから得た。

 なお三井住友海上では今後、現在ノートPCを使用している約1万店の代理店の、3万人の募集人に加え、今までPCを使用していなかった代理店に対しても、Windows 7搭載スレートPCの導入を推奨していく考えだ。


新システムの画面イメージ
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(石井 一志)
2011/10/13 12:48