ソリトン、スマートデバイス管理サービス「MDM-OnDemand」


 株式会社ソリトンシステムズ(ソリトン)は11日、スマートデバイス向けソリューション「MDM-OnDemand」および「ダイナミック・モバイル・エクスチェンジ(DME)」を発売した。

 MDM-OnDemandは、クラウド型のスマートデバイス管理(MDM)サービス。リモートワイプ、リモートロック、アプリのブロック、設定情報のプッシュ(強制適用)、位置情報確認などMDMに求められるさまざまな機能をリモートで利用できる。対応端末はiOS、Android搭載機。

 クラウド版の価格は月額250~500円(税別、デバイス数に応じて変動)。

 一方のDMEは、上記のMDMに加え、業務に必要なメール機能とPIM(スケジューラー・アドレス帳)などを統合したもの。DMEでは、iOS/Androidのほか、Symbianも管理できる。

 スマートデバイス上に暗号化された「会社領域」を構成し、個人の領域から分離。メール、スケジューラー、アドレス帳を会社領域に実装することで、社外でセキュアなコミュニケーションが実現。Microsoft Exchange、IBM Lotus Notes/Dominoに対応。モバイル端末は、iOS、Android、Windows Phone、Symbianに対応する。

 このほかDMEでは、「AppBox」というアプリ環境が提供される。特定業務専用のアプリを開発し、スマートデバイスに搭載できるという。作成したアプリはプッシュ配信が可能で、機種非依存。Symbian OSに続いて、iOS版を近日リリースする予定。

 DMEは、クラウド上またはDMZに設置する「DMEサーバ」、ExchangeやDominoと連携するための「DMEコネクタ」、スマートデバイスに搭載する「DMEアプリ」で構成される。DMEアプリはApp StoreやAndroid Marketから無償で入手できる。

 100デバイスの場合の価格は、クラウド版が月額1200円(税別)/デバイス。DMEのみオンプレミス版も用意し、価格が305万円(同)。

 ソリトンでは、個人所有端末の業務利用(BYOD:Bring Your Own Device)を安全に実現できるとして訴求する。

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(川島 弘之)
2011/10/13 06:00