パナソニック、堅牢性を備えた業務用Android 3.2タブレット


 パナソニック システムネットワークス株式会社は、法人向けモバイル端末「BizPad」の新製品として、Android 3.2搭載のタブレット端末で、7型液晶モデルの「JT-H580VTシリーズ」を12月下旬に、10.1型液晶モデルの「JT-H581VTシリーズ」を2012年1月中旬に発売する。

 今回発表された「BizPad」新モデルは、ソフトウェアプラットフォームにAndroid 3.2を採用した法人向けタブレット。これまではWindows CE 6.0 R3を搭載した6.5型液晶モデルがラインアップされてきたが、今回は7型および10.1型の液晶を備えるAndroidタブレットが投入されることになった。


7型モデル10.1型モデル

 BizPadシリーズの特徴でもある堅牢性では、耐落下強度、粉じんおよび水の浸入から保護する構造を備える。7型モデルでは、高さ120cmからの落下に耐えるほか、IP55準拠の防じん・防水性能を備える。10.1型モデルでは高さ80cmからの落下に耐え、IP54準拠の防じん・防水性能を備える。堅牢性を備えたボディである一方、バッテリパックはユーザー自身の手で交換できるようになっており、同社では、長期的な運用において管理コストの低減につながるとしている。

 NFC準拠のICカードリーダーライターを搭載し、社員証などをかざして、本人認証を行ってタブレットを使う、といった運用ができる。インターフェイスとして、無線LAN、Bluetooth、赤外線通信、USB(ホストモード対応)などを備える。

 7型モデルは、携帯性や堅牢性を重視し、長辺の中央がすぼまった逆R型で、ハンドベルトも備える。タッチパネルは抵抗膜方式で手袋をつけた状態でも操作できるほか、プログラマブルのファンクションキーを装備する。3G通信モジュールをオプションとして搭載することもできる。

 もう一方の10.1型モデルは、屋内での窓口業務などでの利用に向けて、飛散防止付きフィルムを用いたIPS液晶ディスプレイを搭載する。オプションとして、スタイラスペンで高精度な入力位置を検出できる「デジタイザ」をオプションで搭載することもできる。

 このほか同社では、7型モデルのファンクションキー用制御やBluetoothプリンタ、バーコード認識エンジン制御用のSDKを提供する。また10月12日から東京ビッグサイトで開催される「IT Pro Expo 2011」に参考出展される。

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(関口 聖)
2011/10/12 15:07