フィードパス、Google Apps拡張ガジェット「feedpath Gadget」事業をリグアに譲渡
フィードパス株式会社は、10月12日、「feedpath Gadget」事業の譲渡契約を株式会社リグアと締結したと発表した。
「feedpath Gadget」は、Google Appsで提供されているGoogleカレンダー機能をグループ利用向けに拡張する無料のガジェット。Google Apps Marketplaceからインストールすることで、Google Appsのユニバーサルナビゲーションに統合され、シームレスに利用できる。国内外の企業や団体、学校に本格導入されており、現在1000ドメインに導入され、5万アカウントのユーザーが利用している。
リグアは中小企業向けのGoogle Apps関連サービスを手掛けており、Google Appsを使いやすくする自社開発のグループウェア「Cloudworker」を中心とするSI事業を展開している。feedpath Gadgetを譲受することで、リグアのグループウェア「Cloudworker」を強化するとともに、シェアの拡大を目指す。
事業譲渡は10月1日付けとなり、「feedpath Gadget」事業に関連する資産一式をリグアに譲渡する。10月1日以後は、feedpath Gadget製品開発・販売はリグアが行う。公式サイトの運営は、10月17日をもってフィードパスからリグアの運営に移管する予定だ。
10月12日以後は、「feedpath Gadget」に関する問い合わせもリグアのサポート窓口で担当する。 また、Google Apps Marketplaceは、10月31日を期日としてフィードパスからリグアの運営に移管する。既存ユーザーは設定などの変更は必要なく、継続してサービスが利用できる。また、新規ユーザーも引き続きGoogle Apps Marketplaceからインストールして利用を開始できる。
なお、年内は「feedpath Gadget」の名前で引き続きサービスを提供する。2012年以後はサービスブランドを変更して提供する予定。新たなサービスブランドが決定しだい、別途発表するとしている。
フィードパスは今年4月にヤフーに買収されたことを発表。5月にはヤフーがフィードパスの全株式を取得し、完全子会社となった。買収にともなう事業分野の見直しの一環として、今回feedpath Gadget事業譲渡を行うもの。