日本IBM、6万円台からの小型エントリーサーバー「System x3100 M4」~高い管理機能を搭載


IBM System x3100 M4

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は12日、ミニタワー型のエントリーサーバー「IBM System x3100 M4」を発表した。小売店や企業の部門、あるいは基幹業務をPCで処理している中小企業など、省スペース性と経済性を求めるユーザーに最適という。価格は6万6000円(税別)からで、出荷開始は10月28日の予定。

 「IBM System x3100 M4」は、同社のサーバーラインアップにおいて、最小サイズかつ最安値を実現した、ミニタワー型のエントリーサーバー。幅18×奥行き48×高さ36cmの小型筐体を採用し、従来のタワー型x86サーバーと比べて40%小さい容積ながらも、バックアップに利用できるテープドライブを内蔵している。

 また、OSに依存することなく稼働する管理専用プロセッサを標準搭載しており、上位機種の管理機能を受け継いでいる点も特徴。これによって、起動時の外部からの不正アクセスを防ぐセキュリティ機能や、障害予知機能「Predictive Failure Analysis (PFA)」など、一般的な普及価格帯の製品が備えていない高度なサーバー管理機能を利用できるという。

 加えて、障害時の各種データをワンクリックで取得し、Webブラウザで表示できる「FFDC:First Failure Data Capture」機能も、日本IBMのx86サーバーで初めて備えているほか、さらに、障害発生時にその発生個所をLEDで示す「診断LED」機能、遠隔地からネットワーク経由で電源制御や稼働・障害情報を取得できる機能なども搭載した。

 価格は、Pentium G850(2コア、2.90GHz)、2GMメモリ、DVDドライブといった構成で6万6000円(税別)から。1年間の24時間365日対応オンサイト無償保守に対応する。

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(石井 一志)
2011/10/12 11:40