OKI子会社、社内PCの電源をリモート操作できるUSB型シンクライアント


 OKIコンサルティングソリューションズ株式会社(OCS)は4日、USB挿入タイプのシンクライアントソリューション「Safario V3」に、WOL(Wake On LAN)機能を標準搭載した「Safario V3 WOLソリューション」を発売した。

 「Safario V3」は、USB型の「Safarioトークン」を挿入するだけで、PCを社内ネットワークにアクセスできるシンクライアントに変える製品。企業ネットワークの入り口に設置された「Safario GW/MG」がSafarioトークンのアクセスを受けて、認証・暗号化・VPNなどの処理を行い、ユーザーの利用履歴も記録する。

 今回の新ソリューションでは、Safario V3にWOL機能を標準搭載。同機能では会社の自席PCが電源オフになっていても、リモートで電源を投入できる。従来、同機能を実現するためには専用の機器を必要としていたが、標準機能として搭載することで、追加の機器を不要にしたのが特徴。

 災害やインフルエンザなどでの自宅待機、夜間の緊急時、出張先など、さまざまな場面で、職場の自席PCにリモート先から電源を入れ、ログオンして業務を行い、終了後にまた電源を切断できるため、セキュリティと利便性の両方に貢献するとしている。

 価格は、最小構成(10ユーザー)で80万円(税別)。出荷開始は10月4日からで、今後1年間に100システムの販売を目指す。

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