データコア、ストレージ仮想化ソフト「SANsymphony-V R8.1」を月額で提供


 データコア・ソフトウェア株式会社(以下、データコア)は3日、ストレージハイパーバイザー「SANsymphony-V R8.1」を月額料金で利用できる特別ライセンスプログラムをスタートした。クラウドサービス事業者向けに、スモールスタートを可能にする。

 同製品は、ハードウェアのストレージプール層とホストサーバー層の間に仮想ソフトレイヤを設け、異なるベンダーやモデルのストレージハードウェアの制約を解放するストレージ仮想化ソフト。異機種ストレージ機器をシームレスに統合し、仮想ディスクプール、高速キャッシュ、シンプロビジョニング、ストレージの自動階層化、データの同期ミラーリング、双方向の非同期リモートレプリケーションなどを実現する。機能的には、最新版と同じフルスペックとなる。

 SANsymphony-V R8.1は、ストレージ容量に応じた5段階の価格で販売しているが、今回の特別ライセンスプログラムでは、最小構成2ノード/20TBのデータコアサーバー(二重化構成)1セットあたり、月額51万2000円、増設1TBあたり年額1600円で提供する。

 これにより、利用分・拡張分に応じた月額で導入できるため、データセンターのコスト管理が容易になるほか、クラウドサービスを本格化させようとしている事業者は、需要に応じた規模でのスモールスタートが可能になるとしている。

 なお、同ライセンスプログラムの契約には、データコア認定インプリメンテーション・エンジニア(DCIE)の資格取得者1名が必須とのこと。

関連情報