ネットワールド、在宅勤務体制を早期確立する「どこでもお仕事パック」


導入構成イメージ

 株式会社ネットワールドは27日、社員個人所有のPCからもリモートで会社のデスクトップ環境を安全に利用可能にする「どこでもお仕事パック」を発表した。5月9日より販売する。

 同パックは、仮想共有ストレージソフト「StorMagic SvSAN」、仮想デスクトップソフト「Citrix XenDesktop/VMware View」、UTMアプライアンス「FortiGate-60C」および日本HP製サーバーをパッケージ化した製品。

 StorMagic SvSANは、仮想サーバーの内蔵ディスクの空き領域をiSCSIの共有ストレージ領域として利用する仮想アプライアンスソフト。仮想環境でも高価な外付けSAN/NASストレージが不要となる。

 ネットワールドでは、このStorMagic SvSANと仮想環境(VMware vSphere、VMware View、Citrix XenDesktopの3種類)をプリキッティングしたIAサーバーに、初期設定や3年間保守などをパッケージ化した「Smart Virtualization Pack(SVP)」を2月に発売している。

 今回のどこでもお仕事パックでは、SVPのVMware View/Citrix XenDesktop対応版をベースに、VPN機能を備えたFortiGate-60Cをバンドルすることで、短期間で在宅勤務環境を実現する。会社にあるクライアントPCの電源をオンにしておく必要がないので、節電にも寄与するとしている。

 50同時接続時の価格は、XenDesktop搭載モデルが819万3400円(税別)から、VMware View搭載モデルが745万4900円(同)からで、いずれも3年間ライセンス、保守費用、初期導入費を含む。

 ネットワールドでは、事業継続性の確保、在宅勤務体制の早期確立、情報漏えい防止、内部統制・監査対応を検討する企業を対象に、初年度30パックの販売を見込んでいる。

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