ユニアデックス、クラウド型のメール暗号化サービス～強固なCamellia方式にも対応

　ユニアデックス株式会社は27日、クラウド型の「メール暗号化サービス」を、同日より提供すると発表した。NTTソフトの「CipherCraft/Mail」をベースに構築されており、同社が従来より販売しているSaaS型メールアウトソーシングサービス「スパークメール」などのオプションとして提供される。

　「メール暗号化サービス」は、メール全文と添付ファイルを、メール送信経路上で強制的に暗号化するサービス。メール受信者は、後から送付されるパスワードによってメールを復号する仕組みで、漏れなくメールを暗号化し、システム管理者が一括管理できるという。

　復号用のパスワードは、固定と自動生成から選択可能で、自動生成時は、文字数や使用文字種の設定機能や、「109loq」といったの紛らわしい文字を生成時に除外する機能を利用できる。

　またクラウドサービスとして提供されるため、急激なメール数の増加があっても、リソースの追加投資は不要。メール経路上の冗長構成にも対応しているので、障害が起きた場合でもサービスを継続できるとしている。

　ラインアップとしては、ZIP暗号化方式を採用した「標準タイプ」と、強固なCamellia暗号化方式も利用可能な「オプションタイプ」の2種類を用意した。暗号化ルールは、取引先の組織や重要度などに応じて、きめ細かに設定でき、復号後のファイル形式の設定、暗号化対象添付ファイルの二重拡張子抑止といった昨日にも対応している。また、本文内のキーワードや添付ファイルの有無など、暗号化しない条件を設定することも可能だ。

　IDあたりの価格はそれぞれ、「標準タイプ」が月額126円、「オプションタイプ」が月額178円。ユニアデックスでは、2011年度に5万ID以上、3年後には10万ID以上の販売を目標としている。