オープンソースDBベンダーの米EnterpriseDB、日本法人を設立


 データベースベンダーの米EnterpriseDBは25日、日本法人「エンタープライズDB株式会社」を4月14日付けで設立したと発表した。

 EnterpriseDBは、PostgreSQLをベースにしたオープンソースデータベースを開発している企業。その製品である「Postgres Plus」には、可用性の強化やOracle Databaseとの互換性など、企業向け機能が盛り込まれており、すでに国内でも数社がPostgres Plusを取り扱っていた。また、NTTやサイオス、安田企業投資などの日本企業が同社に出資しているという。

 今回、日本法人設立に至ったのは、企業向けオープンソースソフトウェア(OSS)の投資が国内で増加していること、有力なパートナーとの協業体制が整ったことなどが理由で、日本オラクルでデータベースビジネスの経験があり、レッドハット日本法人では社長や会長を務めていた藤田祐治氏が、代表取締役社長に就任した。

 なおEnterpriseDBの社長兼CEOであるエド・ボヤジィン氏は、日本法人設立に際し、「製品の提供のみならず、サポート、教育などあらゆるサービスを提供する。日本国内でのオープンソースデータベースの高まりを受け、当社の製品やサービスが顧客にとって最高の選択肢となるだろう」と述べている。

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