CSK Win、Windows AzureでIT資産管理ソリューションを提供


機能概要

 株式会社CSK Winテクノロジ(CSK Win)は21日、Windows Azure Platformで提供するIT資産管理ソリューション「PerfectWatch for Asset-LifeCycle Cloud Edition」を発売した。

 同ソリューションでは、所有ソフト台帳、業界団体Business Software Alliance(BSA)の定義に基づくドキュメント体系、資産管理ポータル機能、棚卸し支援機能によるソフトウェア資産管理が実現する。

 Windows AzureおよびSharePoint Onlineを連携させたクラウドプラットフォーム上で提供し、管理者がWindows Azure上でIT資産管理の全体を俯瞰(ふかん)できる機能が特徴。SharePoint Onlineをすでに利用しているユーザーは既存環境へ影響を与えずに各自のIT資産情報を閲覧できる。

 また、ユーザーは部署単位あるいは全社利用など、規模に応じてWindows Azureの構成を変えられるため、最適なコストで短期間に利用開始できるという。

 コンセプトは、特定非営利活動法人ソフトウェア資産管理コンソーシアム(SAMCon)が策定した「ソフト資産管理評価 成熟度モデル」レベル3の実現をシステム面からサポートすること。

 SAMConは、一般消費者およびソフト資産を保有する企業・団体に対して、ソフト資産管理の普及を行い、健全な情報化社会の発展に寄与することを目的とした特定非営利活動法人で、ソフト管理状態についてレベル0~5までの6段階の成熟度モデルを策定している。レベル3は「定義されている段階」となり、組織全体の方針・規定・管理体制などが適切に定められ、それらの内容に重大な欠陥がない状態とされている。

 なお、CSK Winは2011年1月、日本マイクロソフトのGoldコンピテンシーの1つである「Gold Software Asset Management」を国内企業として初めて取得している。

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