非常時に備え予備のメール環境を提供する「ニフティクラウド ビジネスメール スペア」


 ニフティ株式会社は21日、クラウドサービス「ニフティクラウド」のラインアップに、予備のメール環境を提供する「ニフティクラウド ビジネスメール スペア」を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 ニフティクラウド ビジネスメール スペアは、自社でメール環境を管理している企業に対して、自社環境が停止した場合のための、予備のメール環境を提供するサービス。東日本大震災が起きて以来、社内インフラを自社で運用している企業などから、不測の事態が発生した場合にも業務影響を与えないようにしたい、という要望を多くもらっていたとのことで、それに応えるサービスとして提供するという。

 サービスは、ユーザー企業のメール環境の運用・維持をニフティが代行する「ニフティクラウド ビジネスメール」のノウハウとインフラを利用。メールサーバーダウンや停電などによってメール環境が停止したとしても、予備のメール環境を利用してメールの送受信を行えるようにしている。

 受信メールのバックアップを一時保存(最長7日間)しておく予備メールボックスには、メールソフトからだけでなく、このサービス専用のWebメールからもアクセスできるほか、予備の送信サーバーも用意されているため、メール送信も行うことが可能だ。

 価格は、初期費用がドメインあたり5万2500円、基本利用料がドメインあたり月額5250円で、50メールアカウント、ディスク容量2.5GB分が含まれている。なお、追加メールアカウントは、10アカウントあたり月額1050円、追加ディスク容量は10GBあたり月額2100円で提供される。

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