日立と日本オラクル、大規模DBシステムの最適な運用管理構成モデルを販売パートナーへ提供
株式会社日立製作所(日立)と日本オラクル株式会社は19日、日立の統合システム運用管理ソフト「JP1」と日本オラクルのデータベースアプライアンス「Oracle Exadata」を組み合わせ、システム検証を共同で実施したと発表した。両社ではこの検証結果に基づき、リファレンスアーキテクチャを販売パートナー各社に提供する。
日立と日本オラクルは、JP1とOracle Exadataを活用した、システムの安定運用を可能とするため、両社の共同検証を日本オラクルの「Oracle GRID Center」で行ってきた。この検証では、Oracle Exadataの構成を生かしながら、JP1のジョブ管理製品「JP1/Automatic Job Management System 3」を用いて、高度で信頼性の高い業務の自動化を実現する構成を、構築・検証した。あわせて、JP1により、Oracle Exadataを中核として構築したシステムの監視手法も検証する。
両社はこの検証結果を、両製品の検証済みの最適な運用管理構成モデルであるリファレンスアーキテクチャとして文書化し、順次、両製品を取り扱う販売パートナー各社に提供する。
これによって、JP1とOracle Exadataを組み合わせたシステムの導入を迅速化するほか、顧客の環境において、Oracle Exadataが提供する高いデータベース処理能力のメリットを享受しつつ、使い慣れた運用管理ソフトの活用で、安定稼働を行えるようにするとしている。