IDCフロンティア、スマホアプリ配信用クラウドサービス


 株式会社IDCフロンティアは8日、国内外のスマートフォンアプリ事業者向けにアプリ配信クラウドサービスの提供を開始した。

 スマートフォン向けに提供されるアプリやWebサービスを対象に、サーバーやネットワークの機能を貸し出す基盤サービスと、大規模・大容量ファイル向けコンテンツ配信サービスをパッケージ化し、NOAHプラットフォームサービス(以下、NOAH)「スマートフォンパック」として提供する。

 スマートフォンの普及に伴い、iOSやAndroid向けスマートフォンアプリの利用も急速に拡大している。アプリ開発事業者は、サービス開始時のダウンロードやキャンペーン、クチコミなどによる突然のサービス利用者の増加に対応するため、安定したインフラの確保が共通の課題という。

 スマートフォンパックは、同社のパブリッククラウドサービス「NOAH」をベースに、ネットワークの帯域保証とスケールアウトが即時に可能な予備サーバーを備え、あらかじめスタンバイしておくことで、急なアクセス増にも対応できるクラウドサービス。

 突発的なアクセスによる最大1Gbpsのトラフィックバーストに対応するほか、ライムライト・ネットワークスのCDNサービス「Limelight DELIVER」など各種CDNサービスが利用可能で、海外への大容量コンテンツ配信も安定的・高速に行えるという。

 仮想マシンの構成はアプリの規模に応じて柔軟に変更可能。メニュープランは、30Mbps保証・サーバー6台までの「Small」、100Mbps保証・サーバー10台までの「Bronze」、100Mbps保証・サーバー無制限の「Silver」、300Mbps保証・サーバー無制限の「Gold」、1Gbps保証・サーバー無制限の「Platinum」を用意。これらと仮想サーバースペックに応じた料金を合算する料金体系となっている。

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