CTC、ユーザー自身で設定・構成を変更できるセルフサービス型IaaS「cloudage CUVIC OnDemand」


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は7日、セルフサービス型の仮想ホスティングサービス「cloudage CUVIC OnDemand」を提供開始すると発表した。

 cloudage CUVIC OnDemandは、クラウド構築プラットフォーム「VMware vCloud Director」を利用して自社開発でメニュー化した、IaaS型のパブリッククラウドサービス。データセンター内に冗長化した機器を設置し、24時間365日体制で運用を行って、高度なセキュリティと信頼性を確保しているという。また、すでにプライベートクラウド環境を構築しているユーザーへ提供することにより、ハイブリッドクラウドとしても利用できる体制を整えている。

 最大の特徴は、専用のポータルサイトからサーバー、ネットワークなどのITリソースを、必要に応じて自由に増減できる点で、ユーザー自身が、サーバー台数やリソース割り当て、ファイアウォールやロードバランサーといったネットワークの設定などを、自由に変更できるとのこと。

 課金体系としては、時間課金による従量制と、月額固定料金の2つを用意する。例として、仮想CPU(2.6GHz)×1、1GBメモリ、30GBディスクの「Type-S30」では、15円(税別)/時間、または8800円(税別)/月。仮想CPU×8、16GBメモリ、30GBディスクの「Type-H50」は、199円(税別)/時間、または11万4000円(税別)/月となっている。

 なおCTCでは、2012年度末までに400社への提供を目標としている。

関連情報