ユニアデックス、シンクライアントの導入・運用をトータルで支援するサービス


 ユニアデックス株式会社は19日、シンクライアントシステムの導入・運用支援サービス「シンクライアントLCMサービス」を発表した。20日より提供を開始する。

 シンクライアントLCMサービスは、機器調達から運用管理までをワンストップで支援するサービス。従来のサービスでは、機器導入と保守など基本的なものにとどまっていたが、機器調達と、サービスデスクとリモート監視などの運用管理アウトソーシングまでを含めることで、シンクライアントシステム運用に掛かる、手間とコストの軽減を図るという。

 サービス利用にあたっては、運用専任管理者を置かずに済むほか、障害発生時、エンドユーザートラブルといった場合のサービスデスク対応についても自社要員が不要。必要期間に合わせた月額契約によって費用も最小限で済むメリットがある。

 また、端末の障害時にはキッティングされた端末機器を先出しすることで、エンドユーザーへの影響を最小限にとどめることが可能。ユーザー環境をパターン化するので、データのバックアップやリストアも短時間で行える。

 なお、アセスメント調査、端末機器調達といった事前準備や、端末導入にかかわるキッティング、配送、Windows 7移行支援、データ移行支援、現地導入据付、ポータルサイト開設、現地代替機据付、機器類の移設・撤去、データ消去、機器廃却などの各種サービスも、オプションとして利用できる。

 一方、自社シンクライアントシステムの運用以外に、サービス事業者がDaaS(Desktop as a Service)提供などに「シンクライアントLCMサービス」を利用すると、高いレベルの運用の提供、要員のシェアなどが可能になり、サービスの低価格化が実現するとのこと。

 価格は、シンクライアント端末1000台の場合で月額98万円から。このほか、ハードウェア、ソフトウェアなどの費用が別途必要になる。

関連情報
(石井 一志)
2011/1/19 12:27