バッファロー「TeraStation」の一部機種で、RAID5のリビルドに重大な不具合


 株式会社バッファローは24日、RAID機能搭載のNAS製品「TeraStation」と、iSCSI対応のHDD「TeraStationIS」の一部機種において、RAIDの再構築(リビルド)プログラムに重大な不具合があると発表した。HDD故障などによるディスク交換後に実施するRAID5のリビルドが正常に行われない場合があり、データ破壊や消失につながる場合があるという。

 対象となる機種は、TeraStationの「TS-XL/R5」「TS-RXL/R5」「TS-XEL/R5」「TS-XHL/R6」「TS-XHL/R6VC」の各シリーズと、TeraStationISの「TS-IXL/R5」「TS-RIXL/R5」の各シリーズで、ファームウェアのバージョン1.30~1.40を利用している場合にこの不具合が発生しているという。バージョン1.41以降に更新することで解消するとしている(11月24日現在の最新バージョンは1.50)。製品のファームウェアがバージョン1.30~1.40で出荷されていた時期は、2010年2月~9月。

 なお、この不具合は、HDDの故障後にRAID5のリビルドを行わない状態では発生しないほか、RAID5以外のモードで利用している場合にも発生しないという。

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(永沢 茂)
2010/11/24 18:14