日立ソリューションズ、ノベルのログ管理製品向けにIT全般統制を支援するレポートテンプレートを提供
株式会社日立ソリューションズとノベル株式会社は15日、セキュリティ分野での協業を拡大すると発表した。日本版SOX法のIT全般統制を支援するレポート・テンプレート「Novell Sentinel Log Manager向け 日本語レポートツール」を日立ソリューションズが開発し、同日より提供開始する。
Novell Sentinel Log Managerは、ITシステムに蓄積されている大量のイベントログデータを、さまざまなソースから収集するソフト。今回、日立ソリューションズが開発した「Novell Sentinel Log Manager向け 日本語レポートツール」を用いると、このソフトが収集したログをもとに、レポートを自動生成することができる。これによって、導入企業のIT部門は、レポートのカスタマイズ作業を行わずに済むほか、エンドユーザーも、レポート作成に要する時間を大幅に削減できるという。
協業の役割としては、日立ソリューションズは、このテンプレートをNovell Sentinel Log Managerとあわせて販売するのみならず、コンサルティングサービスを提供。一方のノベルでは、Novell Sentinel Log Managerの技術サポートを行う。
Novell Sentinel Log Manager向け 日本語レポートツールの価格は、10万5000円。
なお両社では、今回の協業拡大を皮切りに、IFRS(国際会計基準)やPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)といった、今後のニーズ拡大が予想されるセキュリティ基準についても対応を進める考えで、ソリューション開発を共同で行うとしている。