Xeon 5600番台の採用で高パフォーマンスを備えた「EMC Celerra VG2/8」


Celerra VG2
Celerra VG8

 EMCジャパン株式会社は9月30日、新ストレージ・ゲートウェイ「Celerra VG2」および「Celerra VG8」を発売した。

 新製品はシングルノードのNAS製品。エントリーレベルのCelerra VG2では、複数のアプリケーションやファイルサーバーのストレージを統合でき、既存のSANインフラに高速ファイルアクセス、高可用性、FASTなどの先進的な機能を提供する。一方、Celerra VG2では、複数のアプリケーションや数百台のファイルサーバーを統合でき、高度なフェイルオーバーまで可能となる。

 いずれもNFS、CIFS、iSCSIプロトコルの同時接続をサポートし、Celerra VG2では最大128TB、Celerra VG8では最大1792TBまで拡張できる。

 特長は、Xeon 5600番台を採用したこと。「ストレージでは業界初」(同社)という。これにより高いパフォーマンスを実現し、Celerra VG8では「アクティブなブレード1つで構成されているにもかかわらず、2つのアクティブなNASヘッドで構成された競合製品より2倍のワークロードを処理できることが、標準性能評価法人SPECの指標『SPECsfs2008_nfs.v3』で示された」としている。

 また、「Celerra」はモジュラー式のアーキテクチャを採用しており、最大8つのブレードを構成することが可能。極めて高いレベルのパフォーマンスと拡張性を実現するほか、障害が発生した場合も、ホットスタンバイのXブレードを使用してパフォーマンスを維持できるという。

 最小構成価格は、Celerra VG2が373万円から、Celerra VG8が1566万円から。

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