OKIネットワークス、コールセンター向け機能をSaaSで提供する「CTstage SaaS」


 株式会社OKIネットワークスは27日、コールセンターシステム「CTstage 5i」を使用したSaaS型コールセンターサービス「CTstage SaaS」を10月中旬より提供開始すると発表した。価格は、1席あたり月額2万5000円から。

 CTstage SaaSは、自社に設備を保有せずにコールセンターを開設したい事業者に向けた、SaaS型のコールセンターサービス。データセンターに構築した「CTstage 5i」のコールセンターシステムをSaaS形式で提供するため、初期投資を抑え、座席数の増減に柔軟に対応できるという。

 機能としては、CTstage 5iの標準機能であるACD、IVR、管理者機能(稼働状況監視、レポート機能)、通話録音機能に加えて、CTstageのフロントアプリケーション「CC Navi for CTstage」を利用した簡易CRM機能も備えている。

 また、OKIネットワークスがシステム構築を行うのみならず、回線やオペレーターの登録設定、データのバックアップなどの管理者業務を代行することで、事業者はコールセンター業務に専念可能。さらに、事業者が利用している業務システムや顧客データとの連携にも対応するほか、既存の受付用電話番号をそのまま利用でき、既存業務の環境を維持しながら新しいシステムへ移行可能としている。

 なお、OKIネットワークスでは、今後3年間で3000席の販売を見込んでいる。

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(石井 一志)
2010/9/28 11:00