日商エレ、ITアウトソーシングの新ブランド「VERICURE」の本格展開を開始


 日商エレクトロニクス株式会社(日商エレ)は15日、ITアウトソーシングサービスの新ブランド「VERICURE」の本格展開を開始したと発表した。その第1弾としては、フルマネージドホスティングサービス、システム運用監視サービス、セキュリティサービスの3つのカテゴリでサービス提供を開始する。

 日商エレでは、情報システム運用監視サービスで実績のあるシールドグループと資本業務提携を2009年9月に実施しているが、今回、同グループとの連携により、新ビジネスブランド「VERICURE」を立ち上げ、ITアウトソーシングの本格展開を開始するという。

 また日商エレは2010年7月、自社の技術リソースを集結した新技術サービスセンター「NETFrontier Center」内に、24時間365日稼働のサービスオペレーションセンター「C3(シーキューブ)」を設置し、サービスの拡充を図っている。さらに、2011年1月のグランドオープンに向け、シールドグループとの技術リソースの融合を進めており、ICTの企画、設計、調達、構築、保守、運用、分析、改善といったITライフサイクル全般を一括してワンストップサポートするベンダーニュートラルなサービス運用体制を構築するとのこと。

 現在は、両社のインシデント管理システム、構成管理システム、ナレッジ管理システムの機能強化・統合を進めており、これらをベースに、ユーザーに対する技術サポート情報の共有化・可視化を実現し、サービスの品質向上と拡充を図るとしている。

 具体的なサービスとしては、サーバーリソースのオンデマンドな利用を実現するマネージドホスティングサービス「VERICURE Utilityz」、ITIL準拠の運用アウトソースで、ユーザーのICT管理の負荷軽減と運用品質の向上を実現するシステム運用監視サービス「VERICURE Management Service Library」を用意。

 加えて、セキュリティサービス「VERICURE SiteScan」では、日々変化するアタック手法やウイルスなどに対するネットワーク・OS・Webアプリケーションの脆弱性診断を実施し、システムのセキュリティを確保する。

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(石井 一志)
2010/9/15 14:36