米HP、Oracle入社の前CEOマーク・ハード氏を提訴-機密保持規定の違反で


 米Hewlett-Packard(HP)は7日(米国時間)、会長兼CEOを務めていたマーク・ハード氏をカリフォルニア州サンタクララ郡上級裁判所に提訴したと発表した。HPによれば、ハード氏は同社の機密保持規定に同意・署名しており、その履行を求めるとのことで、人事の差し止めなどを要求するとした。

 ハード氏はセクハラ疑惑に絡む内部調査の後で、8月6日に会長兼CEOを辞任。Oracleの社長兼取締役に就任することが9月6日に発表された。しかしHPでは、Sunを吸収したOracleが、サーバー、ストレージなどの分野で大きな競合となることなどもあって、「HPの機密情報と企業秘密を他人に開示することなく、Oracleでの職務は全うできない」と主張している。

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