パケット定額で社内Webを利用できる「モバイルウェブアクセスソリューション」

　株式会社日立システムアンドサービス（以下、日立システム）は7日、パケット通信方式によって社内Webシステムにアクセスできる「モバイルウェブアクセスソリューション」を発表した。10月1日より提供する。

　モバイルウェブアクセスソリューションは、携帯電話やスマートフォンに特別なソフトウェアを組み込むことなく、社内Webシステムに接続できる「モバイルウェブアクセス」をベースにしたサービス。NTTドコモ/au/ソフトバンクの携帯があれば、通常のWebサイトを閲覧する感覚で簡単に、メールやスケジューラ、ワークフローなどの社内Webシステムに接続できるという。

　利用にあたってはサーバーを設置するだけ。通信にはパケット通信方式を利用し、各キャリアの定額サービスも適用されるため、どれだけ利用しても通信費を定額に抑えられるのも特長。あらかじめ目的のページにたどり着くまでのキー操作をサーバー側に記録しておくことで、目的の画面を一発表示させることもできる。

　日立システムが取り扱うアプリケーション・デリバリ・コントローラの「Array APV」、SSL-VPNセキュリティプロキシ「Array SPX」などを組み合わせることで、セキュアな通信も実現。就業管理システム「リシテアJob」、文書管理システム「ラビニティシリーズ」、情報共有基盤「InWeave」などとも連携する。

　2011年1月には、モバイル向け画面作成もサポートする予定。社内Webシステムのビジネスロジックを変更することなく、携帯電話やスマートフォン向けに最適化された画面を作成できるという。

　価格は、基本セットが52万5000円（1サーバー・10クライアント）、1クライアント追加ライセンスが5250円、構築サービスおよびカスタマイズサービスがそれぞれ個別見積もり、サポートサービスが10万5000円/年から。

システムイメージ図