iPhoneからSalesforce CRMを利用可能にする「MoobizSync2.0」新版


 TDCソフトウェアエンジニアリング株式会社(TDCソフト)は1日、iPhoneからSalesforceサービスの利用を可能にする「MoobizSync2.0 iPhone Edition(Ver.1.01)」を発表した。

 MoobizSync2.0は、セールスフォースのCRMアプリケーションを携帯電話から利用できるようにするSaaS型のサービス。従来はNTTドコモ、ソフトバンクモバイルの3G携帯電話に対応していたが、今回、新たにiPhoneでも利用できるようにした。

 また、Googleマップとの連携機能を搭載しており、外出先で顧客住所から地図を表示させることが可能。オプション機能の写真添付機能を利用すると、フィールドスタッフが外出先から現場写真と情報を関連付けて遅れるようになるため、現場情報の的確な保存を行えるという。

 なお12月には、iPhone端末内に保存したデータを暗号化する機能を備えたVer.1.1の提供を予定しているとのこと。

 TDCソフトでは今後、Android端末やWindows Mobile搭載のスマートフォンにもカバーを広げていく計画で、さらには、さまざまな業種に対応したモバイルクラウドソリューションの提供も予定している。

 アプリケーション自体はApp Storeから無償でダウンロードできるが、サービスの利用にあたっては、TDCソフトからIDの発行を受ける必要がある。価格は、初期費用が1万500円、月額費用が1ユーザーあたり3150円。オプションの写真添付機能は、1ユーザーあたり月額525円。最低契約数は5ユーザーで、契約期間も6カ月単位となる。

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(石井 一志)
2010/9/2 06:00