OSK、業務アプリ「SMILEシリーズ」にCRMシステムを追加


 株式会社OSKは19日、同社のビジネスアプリケーション「SMILEシリーズ」のラインアップに、CRMシステム「SMILE CRM」を追加すると発表した。10月20日より販売を開始する。

 SMILE CRMは、企業活動を顧客視点とするために顧客の潜在ニーズを引き出し、顧客満足度向上と売り上げの拡大に寄与するCRMアプリケーション。ウィザード形式の画面から必要項目を設定するだけで、オリジナルの入力画面や出力帳票を容易に作成でき、各処理のパラメータも自動で生成可能なことから、高度なスキルを必要とせず、CRMシステムを柔軟に構築できるという。

 また、「不動産管理」「工務店管理」「機器メンテナンス」「SFA」「アウトバウンド」など、さまざまな業種に特化したテンプレートと、それぞれの業務に適したサンプルシステムが用意されている。

 さらに、問い合わせ履歴や購買履歴などの顧客情報を一元化し、クレーム情報の管理や顧客対応の履歴など、蓄積された各種情報を利用した分析機能を提供することで、顧客のロイヤリティにあわせたサービス提供の情報基盤を構築でき、顧客満足度向上に貢献するとしている。

 このほか、見込み顧客や優良顧客へのメールマーケティング機能を実装。SFA(営業支援システム)やDailyReport(日報管理)テンプレートを利用すると、導入企業の事業活動も可視化し、プロセスを効果的に共有・管理できるので、戦略的かつ質の高いマーケティングを支援可能とのこと。

 セキュリティ面では、利用者個人やグループ単位で、操作可能な処理を細かく権限設定可能。「いつ・誰が・どの端末で・何をした」という情報だけでなく、印刷やデータの持出し操作については、「どのデータを」という詳細な情報まで記録する。

 価格は、「SMILE es CRM」が100万円(税別)から。中堅・中小企業向けの「SMILE BS CRM」は、「スタンドアロン版」が30万円(同)から、「LAN2版」が60万円(同)から。OSKでは、年間700本の販売を見込んでいる。

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(石井 一志)
2010/8/20 15:00