ベル・データ、低価格のデータ圧縮NASとバックアップ用重複排除NAS


ベースハードウェアとして利用する「IBM System x3620 M3」

 ベル・データ株式会社は19日、データ圧縮NAS「BridgeSTOR EX」、およびバックアップ用重複排除NAS「BridgeSTOR BU」を同日より出荷開始すると発表した。

 BridgeSTOR EX/BUは、データの圧縮/重複排除によって効率の高いディスク使用を実現するNAS製品。ストレージ管理用OSとしてWindows Storage Server 2008を、またハードウェアとしてIBM System x3620 M3を採用し、Windows Server向けの汎用的なソフトウェアを搭載できることから、独自OSを搭載するストレージアプライアンスと比べて、柔軟なシステム構成を実現できるという。

 このうちBridgeSTOR EXは、データ圧縮に機能を限定したNAS製品で、標準搭載のハードウェア圧縮機能により、効率のよいデータ活用を行えるのが特徴。1筐体あたり12TBの容量に対し、圧縮をかけることで、20~24TBのデータを格納できるという。また、データはパリティを2つ持つRAID 6によって保護され、可用性を確保している。

 さらに、オプションのネットワークカード「Express DS 4100」を別途装着すれば、通信データを圧縮・暗号化し、レプリケーション時の帯域幅の最適化とセキュリティ向上を実現するとのこと。

 一方のBridgeSTOR BUは、リアルタイムの重複排除バックアップが可能なNAS製品。CIFS/NFSで接続された異なるバックアップデータの重複も排除可能なほか、標準搭載のハードウェア圧縮機能によるデータの縮小化にも対応している。また可用性の面では、こちらもRAID 6によるデータ保護、Express DS 4100オプションの追加による、帯域の最適化とセキュリティ向上などに対応する。

 価格は、BridgeSTOR EXが230万円(税別)、BridgeSTOR BUが240万円(同)。なおベル・データでは、両製品の出荷を記念したキャンペーンを、9月末までの期間限定で行う予定で、キャンペーン価格は、それぞれ、125万円(税別)、135万円(同)となっている。

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