エアー、アプリ仮想化環境構築ツール「Propalms TSE」新版


 株式会社エアーは9日、アプリケーション仮想化環境構築ツールの新版「Propalms TSE Ver.6.1」を発表した。大規模システムにおける可用性を向上したのが特徴という。

 Propalms TSEは、Windowsアプリケーションを仮想化し、各クライアントへの配信を実現するツール。Server Based Computing(SBC)方式で、従来のクライアント/サーバー型アプリケーションを仮想化することで、快適なリモートアクセスを実現し、情報漏えいの防止やTCO削減に寄与する。

 新版では、Windows Server 2008 R2や、64ビット環境でのユニドライバ(EMF形式によるプリンタドライバ)をサポート。プリンタドライバに依存せずに、Propalms TSEを経由してどのプリンタでも印刷可能にした。これらにより、大規模環境でも利用できる可用性を備えたとする。

 また、アプリケーションの最小化などにより、タスクトレイに常駐するアプリケーションもサポートしたほか、Windows Aeroに対応した。クライアントがWindows 7で、アプリケーションサーバーがWindows Server 2008 R2の場合に、Windows Aero機能を使用できる。

 なお、前バージョンまでの日本語開発はTCBテクノロジーズが行っていたが、新版からエアーが開発・販売元を担当する。

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(川島 弘之)
2010/8/9 15:56