オープンソースベースのSaaS型システム監視ツールが正式サービス提供開始、月額5000円/IPから


 株式会社アールワークスは9日、SaaS型システム運用管理プラットフォーム「SoNar」を8月9日より正式に提供開始すると発表した。これに伴い、5月から提供してきたトライアル提供期間は終了する。

 SoNarは、オープンソースの監視ツール「Pandora FMS」をベースにしたSaaS型システム運用プラットフォームで、機能面では、障害の自動電話通知、リソース分析支援といった独自機能を付加している。

 監視については、監視対象の検知から、監視設定、障害通知、障害対応(一部)までの一連のプロセスを自動化でき、ディスクの使用率しきい値超過は「メール連絡」、サーバーダウンは「電話連絡」といったように、柔軟な設定が可能。リソースデータ分析支援では、過去のデータと比較して注目すべき変化が見られるデータのみをピックアップし、グラフ表示を自動で行うことができる。

 ユーザーはSoNarを用いることで、自ら監視システムを保有したり、監視ソフトウェアのライセンス費用を支払ったりする必要がなくなるほか、Amazon EC2などのパブリッククラウド環境、およびプライベートクラウド環境へのサービス提供も行えるという。

 価格例は、監視対象が25IP以上の場合、IPごとに月額5000円から。

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(石井 一志)
2010/8/9 15:39