日本IBM、重複排除機能付き仮想テープライブラリのエントリーモデル


IBM System Storage TS7610 ProtecTIER Deduplication Appliance Express

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は4日、エントリークラスの仮想テープライブラリ「IBM System Storage TS7610 ProtecTIER Deduplication Appliance Express」(以下、TS7610)を発表した。中堅・中小企業や大手企業の部門などでの利用に向くという。

 TS7610は、HDDなどのディスクを利用しながら、テープライブラリと同様の運用を行える仮想テープライブラリ製品。重複排除機能によって、ストレージ容量の最大25倍のデータを格納できる、「ProtecTIER」アプライアンス製品のエントリーモデルに位置付けられ、上位製品が専用ラック型で提供されるのに対し、TS7610は3Uラックサイズのコンパクトな形状で提供される。

 また重複排除機能は、上位製品と同様の独自アルゴリズム「HyperFactor」を活用し、データ損失リスクが発生しないという。

 ラインアップには、ストレージ容量が4TBと5.4TBの2モデルが用意され、5.4TBモデルでは、最大135TBのデータを保存できる。最小構成価格はそれぞれ、804万2500円(税別)、921万8500円(同)で、販売は8月5日より開始される。

 なお日本IBMでは、この製品の発売を記念して、12月15日までの期間限定で、両モデルの価格を半額で提供するとのこと。

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