NEC、中堅向けERPパッケージ「EXPLANNERシリーズ」にSAPのBIツールを標準搭載

　日本電気株式会社（NEC）とSAPジャパン株式会社は3日、ビジネスインテリジェンス（BI）領域で協業すると発表した。この協業によって、ERPシステムなどから収集されるデータを分析・加工し、経営の意志決定に生かしたいというニーズに応えるという。

　具体的には、NECの中堅協業向けERPパッケージ「EXPLANNERシリーズ」に、SAPジャパンのBIツール「SAP BusinessObjects Business Intelligence solutions（以下、BusinessObjects BI）」を標準BI機能として搭載する。ERPパッケージに、このBIツールを標準搭載するのは、国内では初めて。

　BusinessObjects BIはこれまで、主に大企業や準大手企業に導入されており、NECでは、同製品を用いたシステム構築実績を300社以上有している。今回の協業では、ここで培ったノウハウや人材を生かすとともに、中堅企業における経営の高度化や一層の情報活用を支援したい考えだ。

　NECでは、今後3年間で2000社に対し、BusinessObjects BIを標準搭載したEXPLANNERシリーズの販売を目指すとしている。