日立システム、オープンソースのコード管理サービスを提供


 株式会社日立システムアンドサービス(日立システム)は27日、米Black Duck Softwareとパートナー契約を締結し、同社製品を利用したコードマネージメントサービスの提供を、8月1日から開始すると発表した。

 新たに提供開始するコードマネージメントサービスでは、オープンソースのソースコードを検出できる「Protex」を活用するとともに、「Code Center」によって、組織のポリシーに準拠したソースコードの再利用の承認プロセスを構築。承認されていないオープンソースの、ソースコードへの混入を防げるようにする。

 日立システムでは、オープンソースソフトウェアを柔軟に組み合わせた、低価格で高品質なシステムを構築する「オープンソース・トータルソリューション」を2004年から提供している。この提供を通じて、オープンソースに関する導入支援から、保守・サポートにいたるまでの、幅広いサービスを行ってきたが、今回、コードマネージメントサービスをそのラインアップに加えることで、顧客のライセンス管理活動の強化をさらに支援する考えという。

 販売対象としては、海外に事業展開しているソフトウェアベンダー、家電メーカー、ゲームメーカーなどを主に想定し、コードマネージメントサービスで、2012年度には約3億円の販売を目標にしている。

関連情報
(石井 一志)
2010/7/27 12:00