ネットワーク設定管理ツール「DeviceExpert」新版、デバイス探知機能を強化


 ゾーホージャパン株式会社(ゾーホー)は12日、マルチベンダー対応のネットワーク機器設定管理ツールの新版「ManageEngine DeviceExpert 5.5」を発表した。

 ルーター、スイッチ、ファイアウォール、無線アクセスポイントなどの設定管理作業を効率化、自動化するツール。「デバイスディスカバリ機能」でネットワーク機器を自動検出してインベントリデータベースを構築し、コンフィグレーション情報を一元管理。暗号化して安全に保管する。

 これを基に、ネットワーク機器の設定・変更・操作履歴の管理、ハードウェア情報のレポート作成などが可能なほか、設定の自動バックアップやリストア機能も搭載する。また、コンフィグレーションのテンプレートを作成し、同タイプの機器間で設定ポリシーを統一することも可能。

 新版では、デバイスディスカバリ機能を強化。スケジュールにより、定期的に実行する機能を新搭載した。これにより、ネットワーク内に新たに追加された機器を定期的に自動検出して管理でき、ネットワーク運用管理の作業負荷をより軽減できる。さらにバックエンドのデータベースにSQL Serverをサポートすることで、拡張性を向上。監視対象としては、新たに「Sphereon 4500 Fiber Channel」「Juniper EX4200」「Allied Telesis AT-8000S300」スイッチを追加し、300モデル以上のネットワーク機器に対応した。

 価格は、25デバイスパックが13万6000円(税別)/年、50デバイスパックが22万1000(同)/年、100デバイスパックが34万円(同)/年など。

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(川島 弘之)
2010/7/12 17:46