富士通SSL、ADのアカウント管理を支援する「BRidgeWARE」を強化-他システムとの連携も可能に


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は7日、Active Directory(AD)のアカウント情報を効率的に管理できるようにするソフト「BRidgeWARE」の機能を強化すると発表した。富士通の個人認証サーバー「Secure Login Box」など、AD以外のシステムとの連携機能を新たに搭載し、同日より提供を開始する。

 BRidgeWAREは、ADと人事情報システムの連携を仲立ちし、アカウント管理を効率化するための製品。最新の人事情報とADを同期させることにより、変更の遅延や手作業による操作ミス、未更新情報を利用したなりすましなどの不正アクセスを未然に防げるという。

 今回の機能強化では、「BRidgeWARE」から出力したCSVデータを反映することで、Active Directory以外のシステムも、人事情報システムとの同期ができるようになり、連携可能なシステムの範囲が拡大した。特に、「Secure Login Box」との連携については、専用テンプレートが提供されるので、容易な導入を可能にしている。

 あわせて今回より、サーバーライセンス数に基づいたライセンスが提供されるようになった。これによって、ユーザー数の多い顧客は、従来のユーザーライセンス数での価格に比べ、割安に利用できるとのこと。

 1ライセンスあたりの価格は、サーバーライセンスが63万円、従来から提供しているユーザーライセンスが1575円。それぞれ、保守費用は12万6000円/年、263円/年。富士通SSLでは、2年間で30社への販売を目標としている。

BRidgeWARE」とシステムとの連携図
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(石井 一志)
2010/7/7 14:57