CSKシステムズ、ハイブリッドクラウド制御ソフト「PrimeCloud Controller」


画面イメージ

 株式会社CSKシステムズは2日、ハイブリッドクラウド環境を実現するクラウド制御ソフト「PrimeCloud Controller」を発売した。

 パブリッククラウドを企業で利用する場合、機密情報を社外に置くことへの不安や、いかに既存システムと連携させるかなどが課題となる。そこで同社は、プライベートクラウド環境と組み合わせるのが最適として、「ハイブリッドクラウド環境構築サービス」を提供している。その中核となるのが、PrimeCloud Controller。

 同ソフトでは、パブリッククラウド「Amazon EC2」とプライベートクラウド「ユーカリプタス環境」を同じインターフェイスで操作可能。APIなど挙動の違いを吸収するため、環境を意識しないで利用できる。加えて、プライベートクラウド環境の設定変更が6クリックの簡単手順で行え、画面上でサービスの状態・サーバー台数などが確認できる。

 クラウド環境上のシステムの起動・停止、リソースの増減といった運用操作を自動化するほか、ロードバランサー、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバーなどのミドルウェアも自動インストール・自動最適設定が可能なため、わずか20分程度でハイブリッドクラウド環境が実現できるという。

 なお今秋をめどに、ニフティクラウドやVMware製品への対応も予定している。

 対象は、一般企業とSIer/サービスプロバイダ(OEM提供)。一般企業向けの価格は、ソフト年間使用料が60万円より、PrimeCloud Controller導入費用が個別見積もり。SIer/サービスプロバイダ(OEM提供)の価格が、機能の追加・カスタマイズに対応して個別見積もり。

 同社では初年度30社、次年度以降は年間100社の導入を計画する。

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