ベリサイン、SaaS型のWebアプリファイアウォール「Scutum」販売


 日本ベリサイン株式会社(以下、ベリサイン)は30日、株式会社セキュアスカイ・テクノロジー(以下、SST)と代理店契約を締結し、SaaS型Webアプリケーションファイアウォール(WAF)サービス「Scutum(スキュータム)」の販売を開始した。

 Scutumは、OSI参照モデルのアプリケーション層に特化したWAFのSaaS版。SQLインジェクションなどのアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃のほか、ガンブラー攻撃への対策としても効果を発揮する。

 従来のハードウェア型・ソフトウェア型WAFは、専任の担当者が必要で、管理コストの負担が大きいことが普及を妨げる課題であった。SaaS型のScutumでは、専任担当者が不要で、導入コストを大きく軽減できるのがメリット。

 価格は、初期費用が10万2900円。年額利用料はピーク時の通信量に応じて異なり、500Kbpsまでで35万6706円、500Kbps~5Mbpsで71万5806円、5Mbps~10Mbpsで153万2160円。

 主なターゲットは、中堅・中小企業。SSLサーバー証明書を組み合わせたサービスモデルも検討していく考え。今後、SSTとのパートナーシップを強化しつつ、サービス品質の向上に努めていく。

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(川島 弘之)
2010/6/30 13:42