米Red Hat、ポータルソフト最新版「JBoss Enterprise Portal Platform 5.0」


 米Red Hatは6月24日(米国時間)、ポータルプラットフォームの最新版「JBoss Enterprise Portal Platform(EPP) 5.0」の一般提供を開始した。フランスeXoとの提携によって、ユーザーインターフェイスなどの機能を拡充した。

 EPPは、Red Hatのミドルウェア群「JBoss Enterprise Middleware」の一部で、同社のアプリケーション基盤「JBoss Enterprise Application Platform(EAP)」上で動くポータルソフトウェア。リッチなWebベースアプリケーションの構築・実装に必要な機能を提供する。

 最新版では、オープンソースのコンテンツ管理システムベンダーであるeXoと提携し、コンテンツ管理要素を強化した。ウィジェットやポートレットの利用が容易になり、インターネットや他のレポジトリからインポートできる。同日、提携のもう1つの成果として、コンテンツのパブリッシュや管理が行える「JBoss Enterprise Portal Platform Site Publisher」の技術プレビュー版も公開している。

 Red Hatは「JBoss Open Choice」として、開発者がさまざまな言語や技術を利用できるようにする戦略をとっている。EPPでも、最新機能「JBoss Portlet Bridge」などによって、Java Enterprise Edition(EE)のほか、Spring Framework、Seam、Google Toolkit、Rubyなどでアプリケーションを設計できる。開発者は既存の技術やスキルを利用して、開発作業を効率化できるという。

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(Infostand)
2010/6/28 09:32