SBT、セキュリティを強化したオンラインファイル共有サービス「Share IT ! Fits」


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 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)は24日、ビジネスコミュニケーションを支えるクラウド基盤「Share IT !」の第1弾として、トライポッドワークス株式会社と共同開発した企業向け大容量ファイル共有サービス「Share IT ! Fits」を発表した。

 Share IT ! Fitsは、大容量データをインターネット経由で安全に共有できるようにしたオンラインファイル共有サービス。SBTが持つセキュリティ対策技術およびクラウドインテグレーション技術と、トライポッドワークスが持つセキュリティ製品「GIGAPODシリーズ」の技術を融合することで実現したという。

 ファイルをアップロードした後で、そのURLが記されたメールを取引先などに送る仕組みで、ファイルのアップロード、ダウンロードはWebブラウザから行える。これによって、ファイルサイズを気にすることなく、機密性の高いデータや図面、画像などの大容量コンテンツを、企業間で安全に共有することが可能になる。

 また、マルチテナント型ではなく、顧客ごとに独立したサービス環境を用意するほか、定期的な脆弱性診断の実施、Webアプリケーションファイアウォールの導入など、外部からの攻撃対策を施しており、高いセキュリティを提供できるという。

 費用は、保存容量最大5GB、ID20個までの「Fits 20」プランの場合、初期費用が10万円(税別)、月額費用が2万9800円(税別)。

 なおSBTでは、Share IT !の第2弾として、ワークフローに特化したクラウドサービスの提供を予定しているとのこと。提供開始は2010年秋を見込んでいる。

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(石井 一志)
2010/6/24 15:55