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ちゅうぎんフィナンシャルグループ、新CRMおよびSFAシステムを構築へ 電通総研が支援
2025年12月9日 12:05
株式会社電通総研は、株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループが、電通総研の支援のもとで、Salesforceの「Agentforce Financial Services」を利用した新CRM/SFAシステムを構築し、2027年1月より本格稼働する予定であると発表した。
ちゅうぎんフィナンシャルグループでは、どの担当者でも高品質な営業活動を実現し、持続的に収益向上を図れるように、営業活動および営業マネジメントの「あるべき姿」を検討してきた。同社は今回、「あるべき姿」の実現には顧客情報の一元管理と営業プロセスの標準化が不可欠であると判断。新CRM/SFAシステムの導入を決定し、複数のシステムやベンダーを比較検討した。
その結果、営業支援基盤として「Agentforce Financial Services」の採用を決定し、地域金融機関向けの業務知見やSalesforceの導入実績、内製化の支援力を評価して電通総研を構築パートナーに選定した。
この営業支援基盤では、複数のシステムに分散していた顧客データが統合され、包括的な顧客情報が把握できるようになるため、顧客の資産状況や取引履歴の分析、営業機会の可視化と担当者への通知などが可能になるという。
また、データに基づくレコメンド機能や標準化された営業アクションをシステムに実装することで、経験の浅い担当者でも質の高い営業活動を行えるようになり、組織全体の営業力の向上を実現するとのこと。さらに、過去の成功事例のデータ蓄積や提案資料、トークスクリプト等のレコメンド機能により、営業活動の標準化と品質向上を支援するほか、生成AI機能により、顧客理解の高度化と情報収集の効率化を実現しており、担当者がより付加価値の高い顧客対応に集中できる環境を構築するとしている。
今回はあわせて、ちゅうぎんフィナンシャルグループ各社が共通の顧客データベースを活用し、取引情報や営業活動に関するデータを一元管理する仕組みを整える。これにより、グループ内での連携が円滑になり、顧客のニーズへの迅速かつ総合的な対応が可能になるとのことだ。
