日本ユニシス、イントラネットの延長として利用できるクラウドストレージサービス


ICTファイル共有サービスの利用イメージ

 日本ユニシス株式会社は、IaaS(Infrastructure as a Service)サービスのラインアップに、クラウドストレージサービス「ICTファイル共有サービス」を追加し、7月1日から提供を開始する。またオプションとして、「ストレージクラウドサービス」も同時に開始する。

 同社では、サーバー、ストレージ、ネットワークのリソースを月額課金で使えるIaaSサービス「ICTホスティングサービス」を提供しているが、今回追加された「ICTファイル共有サービス」は、ストレージのみを利用したいという要望に応えるもの。ユーザー指定のIPアドレス設定とNATなしで接続できることから、Active Directoryなどで社内システム認証を実施している企業でも、イントラネットの延長としてストレージが利用できるという。また、ウイルス対策機能とログ機能も提供する。

 価格は、基本料金が月額27万円(税別)、1TBあたりの料金が月額14万円(税別)から。

 同時に提供開始される「ストレージクラウドサービス」は、「ICTホスティングサービス」「ICTファイル共有サービス」に付加可能なオプションサービス。多用途ストレージとデータストア(データ保管)の両サービスを用意した。

 多用途ストレージでは、大容量データの保存に対応する低価格な「大容量ストレージ」、高速アクセスに適したストレージを日額で提供する「高速ストレージ」、一度書き込んだデータは変更不可にする「書き換え防止ストレージ」、といった3つを用意する。価格例は、大容量ストレージの場合、500GBで月額4万円(税別)から、

 一方のデータストアサービスは、データのバックアップ領域を提供するもので、保存場所を、同一、あるいは別拠点のデータセンターから選べるほか、データを暗号化した上で分散保管する方式も併用でき、全部で4種類のメニューを利用可能とのこと。価格例は、データを暗号化し、3つのデータセンターに分散して保存する「iDC間・秘密分散リモートデータストアサービス」の場合、100GBで月額35万円(税別)から。

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(石井 一志)
2010/6/17 17:10