ニュース

Check Point、SMB向けUTM「Check Point 700シリーズ」の上位モデル

実環境での最大スループットを330Mbpsへ強化、無線LANオプションも

 イスラエルCheck Point Software Technologies(Check Point)は25日(米国時間)、、中堅・中小規模企業(SMB)向けUTM(統合脅威管理)アプライアンス「Check Point 700シリーズ」のラインアップに、従来モデルの上位製品にあたる「Check Point 770」」「同 790」を追加したと発表した。

 新製品はいずれも、ファイアウォール、VPN、ウイルス対策、ボット対策、アプリケーション制御、URLフィルタリング、電子メールセキュリティをはじめ、さまざまなセキュリティ機能を提供するUTMアプライアンス。コンパクトなデスクトップ型筐体にこれらの機能を搭載し、わかりやすいWebベースのインターフェイスから設定や管理を簡単に行えるため、SMBでも容易に導入できるという。

 従来の「Check Point 730/750」アプライアンスよりも大きな環境を対象としており、インターフェイスは、WAN向け(1000BASE-T)×1、DMZ向け(1000BASE-Tあるいは光ファイバー)×1、LAN向け(1000BASE-T)×16の各ポートを搭載した。最大スループットも、ファイアウォールが1.8Gbps、実環境が330Mbps(いずれもCheck Point 790)と強化されている。

 また従来製品と同様、オプションでIEEE 802.11ac(3x3)対応の無線LANアクセスポイント機能を追加でき、Wi-Fiネットワークを社員用とゲスト用に切り分けた運用も行えるとのこと。5GHz(IEEE 802.11a/n/ac)と2.4GHz(IEEE 802.11b/g/n)の同時利用にも対応する。

石井 一志