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TIS、最新トレンドに対応したSaaS型EDIの新版「TEDIOS-II」

 TIS株式会社は24日、株式会社データ・アプリケーション(DAL)のEDIパッケージ「ACMS Apex」を活用した、SaaS型EDIサービスの新版「TEDIOS-II(TIS EDI Ondemand Service Ver.2 by ACMS Apex)」を発表した。6月末から提供を開始する。

 「TEDIOS-II」は、EDIシステムの運用に必要な各種機能をSaaS型で提供するサービス。基幹システムと各種EDIプロトコルを接続するための基幹システム連携機能や、基幹システムと各種EDIフォーマットの変換を行う変換機能、データ通信を行う通信機能を基本機能として提供している。また、取引先との各種通信設定を行うマスタ登録、通信や処理の状況確認を行う状況照会、各種設定や送受信ファイルなどのステータス変更を行う状態変更など、運用に必要な機能や、監視・通報機能も備えているとのこと。

 TISでは従来、「TEDIOS」をSaaS型EDIサービスとして提供していたが、「TEDIOS-II」では、蓄積データの暗号化など、PCI DSSに準拠した高度なセキュリティ機能を提供するほか、DR(Disaster Recovery、災害復旧)や無停止メンテナンスの実現といった高可用性、リアルタイムデータ連携などに対応している。

 また、ISDNSのサービス終了予定などを背景としたインターネットEDIへの対応や、CMT(Cartridge Magnetic Tape)廃止の代替伝送手段としてGBクラスのファイル伝送をサポートするなど、最新トレンドへの対応も行った。

 料金は、提供するリソース(CPU、メモリ、ディスク、回線)に応じた定額料金制を採用しており、初期費用が200万円(税別)から、月額利用料が45万円(税別)からとなる。

石井 一志