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ネットギア、自社アクセスポイントの統合管理クラウドサービスを強化

管理ライセンスも一部値下げ

 ネットギアジャパン合同会社(以下、ネットギア)は27日、自社製無線LANアクセスポイントを運用管理するクラウドサービス「Business Central Wireless Manager(BCWM)」の新版「同 2.0」を提供すると発表した。また同時に、「BCWM」用ライセンスの価格を改定する。

 ネットギアでは、ネットワーク機器の統合管理を行えるクラウドサービス「Business Central」の中で、アクセスポイントを管理・運用するための「BCWM」を提供。高価なハードウェアの無線LANコントローラを導入しなくとも、アクセスポイント1台の小さなネットワークから、規模にあわせて必要な台数/使用月数分のライセンスを購入するだけで、無線LANネットワークの管理を簡単に行えるようにしている。

 今回、その「BCWM」を2.0にアップグレードし、3月18日に発売したIEEE 802.11ac対応アクセスポイント「WAC720」を新たにサポートしたほか、MSP事業者(Managed Service Provider)による、複数顧客のアクセスポイント管理をより簡単に行えるようにした。

WAC720

 さらに、PCのWebブラウザのみならず、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器でもクラウド管理を利用可能にしている。

 「BCWM」のライセンスは、最も安価な12カ月分から1800カ月分まで6種類がラインアップされており、アクセスポイントの台数に応じて自由に利用できる。例えば、12カ月分のライセンスを購入した場合、2台のアクセスポイントの6カ月分ずつに充当することが可能だ。

 今回は、120カ月分以上の4種類で価格を引き下げた。120カ月分の「WM10AP1YL」では7万5000円(税別、以下すべて同じ)が6万8750円に、360カ月分の「WM10AP3YL」では16万8750円が15万6250円に、600カ月分の「WM50AP1YL」では37万5000円が31万2500円に、1800カ月分の「WM50AP3YL」では83万7500円が75万円に、それぞれ値下げされている。

石井 一志