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CTC、ビジネス向けコミュニケーションサービス「tocaro」をアップデート

Boxやエンジニア向けプロジェクトサービスと連携

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は25日、社内外のユーザーでチャットやタスクの共有を行うビジネスコミュニケーションサービス「tocaro」について、ファイル共有クラウドサービス「Box」やエンジニア向けプロジェクトツールなどと連携し、機能強化を行ったと発表した。5月20日から提供を開始。企業向けプランは月額2600円(税別)から。

 tocaroは、2015年8月に提供を開始した、社内外のユーザーとのチャットやファイル/タスクの共有を行えるビジネス向けコミュニケーションサービス。

 今回の機能強化では、ファイル共有クラウドサービスBoxとの連携機能を追加。Boxの画面に遷移することなく、tocaroの画面上からファイルのアップロードとダウンロードが可能になった。業務で利用する100種類以上の一般的なファイルをウェブブラウザー上で表示するBoxのプレビュー機能がそのままtocaroの画面上で利用でき、他のアプリケーションを立ち上げることなくファイル内容を確認できる。

 特定のメールアドレスへのメールをtocaroに表示する、メール連携機能も新機能として追加。重要なメーリングリスト上のやりとりなどを、tocaroの画面上にリアルタイムで表示できる。

 また、プロジェクト管理ソフトウェアの「Redmine」、統合監視ソフトウェアの「Zabbix」など、エンジニア向けのクラウドサービスやプロジェクト管理ツールと連携。イベント発生の通知を可能にするAPIを利用した連携で、プロジェクトでの更新情報をリアルタイムにtocaroで取得し、メンバー間で共有できる。

 このほか、パスワード盗難時のアカウント不正利用を防ぐ2段階認証を導入し、さらなるセキュリティ強化を実現した。

 今後は、CTCが提供しているシングルサインオンサービス「Centrify」とも連携し、企業の社内ポータルやスケジュール管理サービスなどの情報にtocaroからアクセスできるようにするとしている。

三柳 英樹